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ハーフタイムシアター(0645) [キャラメルボックス]

またまたキャラメルボックス宣伝のタイミングとなりました。

明日(1/23)と、来週(1/30)放送されるのは
「広くてすてきな宇宙じゃないか2005」
「僕のポケットは星でいっぱい」

の2本です!!

キャラメルボックスでは、通常2時間程度のお芝居とは違い
1時間で終わるハーフタイムシアターと言うのも公演します。

今回はそのハーフタイムシアターから2005年公演の2本の放送となります♪
2時間テレビに張り付くのが厳しい方でもなんとか見れるかな?
そうはいかないか。。

お時間があればぜひ♪
CSインターローカルTV(194ch)
が映れば無料で視聴可能です!!


今日だけ急に寒くなるそうですが、急な寒暖の差に体調を崩さないよう
そして、放送内容の紹介を後に残して、今日もがんばっていきましょう!


放送内容はこうなってます♪

「広くてすてきな宇宙じゃないか2005」
+「僕のポケットは星でいっぱい」
司会:筒井俊作 ゲスト:西川浩幸+岡田さつき
放送日:01/23 01/30

子供は大人の4倍悲しい / 成井豊

35歳を過ぎたあたりから、1年がどんどん短くなってきた。
時の流れるスピードが、年々速くなってきた。
何かの本で読んだのだが、人間の感じる時間の長さは、その人の年齢に反比例するらしい。
10歳の子供の1年は、その子の人生の10分の1。
40歳のオジサンの1年は、その人の人生の40分の1。
つまり、10歳の子供の1年は、40歳のオジサンの1年より、4倍も長い。
40歳のオジサンの時間は、10歳の子供の時間より、4倍も速く流れる。
電車に乗った子供が、親に「まだ着かないの?」と聞くのは、やむを得ないことなのだ。
乗ってから、まだ15分しか経ってなかったとしても、子供には60分も経ったように感じられているのだから。
昼間、悲しいことがあって、夜、布団に入る。
オジサンはすぐに朝がやってくるのに、子供にはなかなか来ない。
「子供だもん。一晩寝れば、ケロっとしてるよ」
こんな物言いにも、確かに一理はある。
が、子供には、その一晩が長いのだ。オジサンよりずっと。
とすれば、子供が感じる悲しみの深さは、オジサンの4倍、深いのかもしれない。
小学4年生の時、飼っていた猫が、僕の手の中で息を引き取った。
あの時の胸の痛みは、今でも一瞬で蘇る。
子供は大人の4倍悲しい。
だからこそ、子供に言ってあげたいのだ。
「大丈夫。君のいる宇宙は、こんなに広くてすてきだよ」と。


冒険の旅に出る勇気 / 成井豊

去年の夏、家族で下田の海に行った時のこと。
波打ち際の少し手前の、小石まじりの砂浜を歩いたら、足の裏が痛くて痛くて、泣きそうになった。
子供の頃は、どこでも、裸足で駆け回っていたのに。
娘が蟹を見つけて、捕まえてと言う。
手を伸ばしたところで、思わずためらった。
怖かったのだ。蟹が。蟹を触るのが。
娘が見ていたので、すぐに笑顔でつかんだけど。
しかし、岩場でゾワゾワしている虫たちは、触るどころか、見るのもいやだったので、絶対に近寄らないようにした。何度、娘に呼ばれても。
小学校を卒業してから、32年が過ぎた。
戻りたいとは思わない。懐かしいとも思わない。
覚えているのは、冬の朝の寒さ。
5年生になるまで、自転車に乗れなかったこと。
給食のおかずの味噌ペーストがどうしても食べられず、5時間目の授業中に、泣きながら飲み込んだこと。
毎日、傷つき、心の中で泣き、傷つくことを恐れ、周囲の人間の顔色をうかがっていた。
しかし、その頃の僕の足の裏は固く、蟹どころか、ミミズでもカマキリでもつかむことができた。
今の僕と小学生の僕が、一緒に無人島に流されたら、はたしてどちらが生き残るだろう。
悔しいけど、今の僕だとは断言できない。
今の僕には、冒険の旅に出る勇気などない。
小学生の僕はきっと泣くだろう。が、諦めないだろう。
彼のポケットは、まだまだ星でいっぱいだから。
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みー

takemovies さん
nice!どうもです♪
by みー (2010-01-22 11:37) 

みー

いろは さん
nice!どうもです♪
by みー (2010-01-22 19:52) 

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